橋脚巻立て補強工事
平成8年に静岡県の「新技術・新工法」に登録されている橋脚の耐震補強工事のことをいいます。東日本大震災の影響もあり、この工法の工事が増加しております。
橋脚巻立て補強工事とは
従来のRC巻立て工法では施工できない建築限界や、河川内の河積阻害が問題になる場所で真価が発揮できる画期的な橋脚耐震補強工法です。RCの補強理論に基づき、その補強効果が確認された工法です。
現在は、道路橋橋脚をはじめ水門の補強など、制約条件下での耐震補強工法として注目を集めております。
特徴
- 補強による増厚が薄くできるので、建築限界や河積阻害が問題になった場合に有利
- 死荷重が軽減されるので基礎への影響が少ない
- 型枠作業が不要であるため、作業スペースが狭くても対応可能
- 補強と同時に防食効果による延命可能
- 綺麗な仕上がり
- 補強後は目視点検が可能
- 変形橋脚にも対応可能